勝訴確定!

勝訴確定

        2002 年2 月13 日会社代理人より控訴破棄の決定の通知書が送られて来ま

         した、同時に組合主張の原職職場復帰が承諾された旨の内容でした。

         1 、フェデラル・エクスプス・コーポレーションは平成14 年1 月30 日言渡し

          の同裁判所の判決に対し、控訴を行わないことに決定致しました。

         2 、山田憲吾氏を原職に復帰させます。

         3 、勤務の再開日時 平成14 年2 月18 日() 午前9 時より午後6 時まで

         4 、勤務場所 関西国際空港 業務本部 輸入上屋

       委員長談話

         「判決」を受けて!

        2002 年1 月30 日山田副委員長不当懲戒解雇に対する判決の日を迎えまし

        た。当日は傍聴席がすべて埋め尽くされる大量動員があり、開廷前の動揺を抑え

        るべく支援傍聴者の座席の整理をし、最後に着席しました。緊張感の漂う中で、

        法廷の正面を見て大変な驚きが起こりました、それは会社側の代理人も会社関係

        者も誰も席には着いていないのです。後日わかったことですが、事前に完全敗訴

        が想定される時、また、控訴期限を1 日でも延ばすために用いられる一つの司法

        の戦略でありました。法廷は組合関係者で埋め尽くされ、裁判長より清々と判決

        が言渡されました。100 %勝利するとわかっていても、いざ、勝訴判決が言い

        渡されると、新ためて感動の振るえを実感しました。事件発生の当初から、私達

        は会社に対して、団交や話し合いで早期に解決するよう要請を行って来ました。

        なぜならば、私達もフェデクスの従業員として、会社にとって、これ以上ない「不

        名誉」な「判決文」を見たくなかったからです。そして会社の名誉、栄光を傷つ

        けない為にも私達は努力を重ねました。2001 年年末、支援する会、航空連の

        代表者の御列席を仰ぎ、労働組合結成以来始めての全体団交を行い、一日も早い

        和解解決を模索しましたが、入口論の原職職場復帰でどうしても合意には至りま

        せんでした。しかし控訴期限を前に本日、会社より控訴断念が伝えられ、地労委、

        金銭問題が残されていますが、一応の目的が成就できました。一日も早い労使関

        係の正常化に取り組み、二度とこの様な「不名誉」な出来事が起こらないように

        今後も更なる労使双方の努力が大切です。約2 年間、山田さんと、法廷闘争を支

        援していただいた、皆さまに深く感謝を述べたいと思います。

        中央執行委員長 大沢 清