新春 解決へ向けて
新春 解決へ向けて
みんなで守ろう山田副委員長
2002 年 年頭にあたり組合員の皆様には朗報があります。山田副委員長懲戒
解雇撤回に明るい一筋の光が見えて来ました。約2 年にも及ぶ解雇撤回闘争
の多岐に渡る取組みの一つとして、昨年11・30幕張、半蔵門、総行動が行わ
れました。幕張での面会要請での話し合いの中で会社は春闘問題の早期解
決と併せて山田問題に付いて話し合いを再開し、解決に向けて努力するとの
前進回答があり、本格的な問題解決に向けて動き出しました。12 月14 日
成田第4 会議室で団体交渉が行われました。議題として山田問題だけの団
体交渉である事が確認され、冒頭 今回よりハリー氏は団体交渉には出席し
ないとの通告がありました。理由として言葉、通訳の問題があり意思の疎通
がうまくいかない為である事が説明されました。会社より話し合いによる和解
解決を考えている旨の態度表明があり、組合としても話し合いによる早期解
決が基本方針である事を伝えました。会社の考えている和解協定書(案)の
要請でした。会社は裁判の結論を待つのではなく、出来るだけ早期に話し合
いで和解したいとの発言も有りました。組合としては納得できる和解案でなけ
れば司法の判断を仰ぎ結果待つとの組合の立場を説明し、会社の話し合いに
よる早期解決の意思確認を再度行い、協定案に付いては持ち帰り協定案の
内容を検討する旨伝え、団交を終りました。
2001年 年末の12 月27 日 各支援団体の協力があり、組合史上始めて
の航空連各団体 代表者出席の全体団交が行われました。出席協力団体
として航空連 副議長 支援する会 会長(大阪地連)外航連(事務局長)成
田地連(事務局長)の4 名 13 期中央執行委員 7 名 (山田副委員長出
席)で団体交渉が行われ問題解決へ向けて力強い支援を受けての話し合
いになりました。会社よりの要求で話し合いの促進を図るために組合和解
案が事前に会社に提出されていた為、組合案に対する会社回答が冒頭
行われました。回答内容としては一定の評価は出来るが問題解決する為
の努力不足、そして会社の姿勢が不明確で誠意の無いものでした。前回
出された会社和解案に対する組合見解が述べられました。2 年にも及ぶ
解雇闘争を終わらせるには会社よりの謝罪、反省の言葉が全くないので
は納得出来ない、また 山田本人の2年にも及ぶ、失われた人生 そして
変えてしまった山田さんの今後の人生を会社として日本人従業員1500名
の最高責任者としてどうするのか全く態度表明がなく、これでは解決の為
努力が足りないとの指摘もあり、最後に最大の争点である山田副委員長
の職場複帰に付いて話し合いが行われました。組合としては現職複帰で
なければ和解には応じられない旨の組合見解を伝え1回目の全体交渉を
終りました。
組合和解素案
1、 会社は、山田の解雇を撤回し、現職に復帰させる
2、 会社は、山田の解雇時から職場復帰までの賃金の全額を支払う
(仮払金は、その一部として充当する)
3、 会社は、山田を不当に解雇したことにつき山田並び組合に対して文書をも
って謝罪する
4、会社は、組合に対して解決金として金 円を支払う。
5、会社は、組合との間で以下の事項について労働協約を締結する
@ 関西空港、成田空港の会社施設内における組合事務所・掲示板の貸与
A 組合員による組合活動に対するピープルマニュアルの適用除外
B 会社は組合が組合活動のために必要とするときには、会社の業務に支障なき限
り会議室,食堂等の会社施設を無償で貸与する。
C 組合によるコメールシステムの利用を許可する.
D 団体交渉に酸化する組合役員に対する便宜供与(団体交渉時を有給とする,
割引航空券の交付,引き続き勤務につく場合の休憩時間
E 書面によるチェックオフ協定の締結