地方裁判闘争 堺支部へ
2000年7月12日 大阪府地方裁判所岸和田支部より地位保全仮処分で輝ける完全勝利の決定が下され、第一幕は勝利しました。しかし会社は仮処分の決定に従わず上級審で審理のやり直しを選び、大阪府地方裁判所岸和田支部へ起訴命令を出すように要請しました。もし会社を起訴しないとそれは敗訴となってしまう為、大阪地裁へ本訴で会社を提訴し第2幕が開きました。そしてこの決断は全く誠意を見せず、話し合い解決など全く考えていない強行な姿勢に終始している会社の態度にありました。会社は敗訴の決定を受ける前に控訴を会社決定していたのです。組合は控訴させる前に決定判決の翌日団体交渉を持ち、話し合いによる解決に向けて全力で取り組みました。しかし 全く話し合いに成りませんでした。併せて新たな第一歩として大阪府地方労働委員会への不当労働行為救済の申し立てを行いました。そして会社に今回の事件が不当労働行為である事を認識させ、今後 組合への不当支配介入、不当解雇が二度と起させない為にも大切な取り組みとして救済申請しました。2001年の課題として山田副委員長の不当解雇を撤回させ、早期職場復帰を実現させるべき法廷闘争の強化をはかる事に取り組んでいます。産別の仲間、そして産別を超えた仲間の和を広げ勝利するまで支援をする事の確認がありました。
1. フェデラル エクスプレス日本支社労働組合と山田さんを支援する会の今後の運動について下記のような方針が確認されました。
(1) 会社との団交を積極的に行う
(2) 幕張、成田、関空地区でビラ配りを早急に行う
(3) 裁判所、地労委に対し団体、個人署名を行う
(4)裁判所、地労委への大量動員、傍聴を呼びかける
FDX労組―航空連―大阪労連―地区労協が共に力を合わせて活動することを合わせて再確認されました
支援する会、大阪労連、大阪地連、航空連の各団体の産別を越えた支援のもと各種の署名運動に取り組みました。団体、個人署名運動は問題に対する世間の関心の深さ、そして多くの労働者、働く仲間が注目している事を示し、早期に正しい判断を出させるために各機関に働きかけて行くことが目的です。
各要請書に対して各団体の絶大なる協力を得ることが出来一応の成果を得られました。
早期に職場復帰を求める団体署名 |
裁判所の決定に従い、山田さんの早期職場復帰を求める
団体要請署名 174団体
要請文
貴殿の行った山田さんへの解雇は七月十二日に大阪地裁岸和田支部に於いて、不当という内容の仮処分決定が出されました。内容は、解雇は正当とは認められず、未払い賃金と本訴判決が出されるまでの今後の賃金の支払いを命じました。このような決定が出された以上、一刻も早く山田さんを職場復帰させる事が、貴社の社会的信用の回復と、今後の発展に繋がるものです。争議の当事者としての貴殿の責任において早期に解決されるよう、書面をもって要請します。
副委員長の懲戒解雇の不当性を広く世間に訴え、一人でも多くの人達に解雇撤回闘争への理解を広げ運動の輪を広げて行く事に取り組みました。支援する会、航空連、大阪地連、阪南地区労との支援会議で長期計画を作りました。運動計画を立て各地区で月一回の支援要請ビラに取り組む事を確認しました。仲間の多くに暖かい支援にささえられ多くの取り組みが出来ました。ビラに対する確かな手応えもあり、一歩ではあるが運動の前進がありました。そして 組合ニュースの号外で一般組合員に対してビラまき参加要請を掲示する試みをしました。その結果 多くの組合員が早朝から支援参加があり、心強い確信を得ました。運動強化に一歩の前進があり、今後の運動の取り組みに自信を得ることが出来ました。課題としてビラまき要請の工夫を考え一人でも多くの組合員が協力出来る体制を作る事が必要になっています。
山田副委員長 |
解雇撤回ビラくばり |
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日 付 |
第 回 |
実施 場所 |
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平成12年10月13日 |
1 |
半蔵門駅前(全労連総行動) |
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平成12年12月4日 |
2 |
大阪府地労委前 |
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平成12年12月12日 |
3 |
海浜幕張駅前 |
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平成12年12月13日 |
4 |
成田空港内 |
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平成12年12月14日 |
5 |
関西空港内 |
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平成13年2月16日 |
6 |
半蔵門駅前(全労連総行動) |
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平成13年3月2日 |
7 |
大阪府堺地裁前 |
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平成13年4月20日 |
8 |
関西空港内(阪南総行動) |
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平成13年5月1日 |
9 |
代々木メーデー会場 |
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平成13年5月14日 |
10 |
海浜幕張駅前 |
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平成13年6月11日 |
11 |
海浜幕張駅前 |
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平成13年6月15日 |
12 |
関西空港内 |
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平成十二年(ワ)第1071号事件
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