労働組合が誕生したのは大英帝国で第一次産業革命がはじまった頃です。イギリスでは16世紀頃まで手工業的生産が主流でしたが、蒸気機関車など機械の発達により、工場制の生産方法が盛んになって来ました。そして多数の労働者が生まれました。当時は労働時間が長く、しかも低い賃金で働かさせれていたため、苦しい生活を強いられていました。この悪い労働条件を改善して行く為、改善の要求を一人.で行っても、その度暴力によて追い返されてしまいました。一人ひとりで経営者に立ち向かってもかなわないので、仲間と相談し合い、共同で行動し始めたのです。イギリスでは1760年から1830年代に労働組合が誕生し、欧米の資本主義諸国では1870年頃誕生したと言われています。
わが国ではじめて労働組合が生まれたのは明治30年代(1897年頃)です。明治30年に職工義友会が結成され、その影響下に鉄工組合や日本鉄道矯正会、活版工組合などが誕生しました。そして1955年8単産73万人が結集し、春闘が始まりました。
1971年に羽田空港内にフライング・タイガー・ライン・インク日本支社労働組合として従業員の総意で結成しました。当時は羽田に本部を置き、赤坂、名古屋、大阪、沖縄、横田に多くの仲間が参加していました。当時は定期昇給も春闘賃上げもなく、また ボーナスも無く、入社時は比較的に良い給与とされていましたが、同業他社と比較するとすぐに一番給与の安い会社となってしまいました。従業員はせめてボーナスが無いと生活ができない、苦しいとの声が起き、一人で要求すると”くび”にされる、しかし どうしても一時金が欲しい、組合を作って集団で要求する事を決めました。これが組合誕生です。
フェデックス労組加盟の産別組織である民航労連(現在の航空連)は1963年3月に国内航空各社と関連会社,そして唯一外国労働組合のノースウェストが参加し,計8労組でスタートしました.FT労組は結成直後の1971年20番目の労働組合として加盟しました.同時に外国航空の労働組合同士が結集し,結成した外航共闘会議にも加盟しました。