FX労組 105−19                      エクスプレス                   2007年9月20日

 

団交報告            

2007年9月20日、14:00よりNAA会議室において団交が開かれました。

会社側出席者は永浜、中島、小高、境各氏でした。

新報酬制度、マイレージ、出張問題,定昇率、新職階制度に関するものでした。     

■今日の団交の内容     

 

■ 新報酬制度について

果たして従業員にとっていい新報酬制度なのか?会社側のための新報酬制度なのではないか?

会社側は、移行期間は年功水準を維持すると言っていますがはたして本当でしょうか?

組合は不利益にならないことを条件に新報酬制度について交渉してきましたが、新報酬制度の不利益は徐々に明らかになってきました。

今、いる人の年功水準は今後5年間は維持すると確約していますが、明らかになってくる内容を考えると、これも疑わしいです。

10月以降に入ってくる新入社員はマーケット<市場>と照らし合わせて支払うと言っています。早速、これまでの説明無かった内容が明らかになりました。

会社側はまたもや明確なモデルケースの文書を出してきませんでした。

組合側は新報酬制度の頭打ち<サラリーキャップ>を追求しています。

ベースに定昇がつかない=退職金に反映しません

会社側は勤続年数を考慮してないと言い放ちました。これではこれから永く働きたい人は意欲を失います

 

低くして頭打ちにしたことが不利益変更+将来的に受ける利益をもらえない不利益変更

=W不利益変更で組合側は裁判に持ち込む予定です!

 

前回の団交で提示するよう要求していた、年功手当、住宅手当、家族手当がなくなる5年後とは2012年の10月であると会社は始めて明確にしました!  

組合は、これを断固として阻止する構えです。 

 

 

■ マイレージについて 

前回の団交で、組合側の提示30円と会社側の提示27円の誤差があり、双方で検討をすることになっていましたが、今回もこの件についてまったく進展はありませんでした。

会社側は毎年1月にREVIEWしていると言っていますが、基礎となる計算方式などは、どこにも示されていません。

今回発効される予定の就業規則に計算方式<マイレージの計算方法>を載せることを要求しました。

 

■新職階制度の問題点

今回の新職階制度は、就業規則にもどこにも記述されていません。

また、会社の社員に対する最初の説明会(各部署ごとに行った説明会)では、新報酬制度および新職務制度の内容について、基本給の上限が決められている事実を説明しませんでした。

この上限が決められていた事実は各MGRからの各従業員に対する個人説明会で公になりました。

なぜ、最初の全体説明会では説明しなかったのでしょうか?会社に対する多くの疑問と不信感だけが叫ばれるのは無理がありません。

これでは従業員のモチべーションも上がりません。

新職務等級制度では、職務等級が上がってもそれに比例して上がるはずの基本給は、新報酬制度により全く上がらないケースが多く予想されます。

我々の指標はどこからもってきたのか?労働協約を無視して会社側は新しい賃金体系を持ってきました。 

平均15にしたPAはいりません!

前回までNEWSのでも報告していますが、これまでの団体交渉の中で組合は、まず新報酬制度の詳細全て提示するよう、また、不利益になるような項目は全てなくすよう再三、要求してきました。そしてこれらの問題を団体交渉で解決するよう強く求めてきましたが、解決には至りませんでした。

前回のNEWSでも報告しましたが、組合は同時に検討してきた、法廷闘争等への道を加速せざるようになります。

 

■海外出張問題   

外国へ日本の従業員が緊急派遣される場合、必要なビザが発行されない場合がありました。人事の方はこの問題を誰一人知りませんでした。

組合がこの事実を確認するよう人事部に申し込みをしました。確認した結果、滞在日が規定内であるので問題ないとの解答でした。

<次回の928日の団交で確認しました。928日の団交報告は次回のNEWSになります。>

幸いこの件は問題ありませんでしたが、人事部で把握していない事実には大きな問題があります。

違法就労で捕まったら会社は助けてくれるのでしょうか?

組合としては、毎回の出張に対しワーキングビザの発行していくよう強く求めました。