FX労組 116−18      2007年7月17日


団交報告

 

 

 2007年7月13日、14:00より第3貨物ビル会議室において団交が開かれました。 会社側出席者は永浜、小高、境氏でした。

 

2007年度 春闘要求に対する回答は一体いつになる?

 5月10日の回答以来、前回6月29日の団交時点でも<引き続き検討中>となったままの春闘要求項目の中 のひとつである賃金に関する要求について再度回答を求めたところ、来週MDと、その後VPとの協議を行うため

もう少し時間をいただきたいと返答にとどまりました。一体いつになったら回答されるのでしょうか?。これが会社の言うところの誠意を持った対応といえるのでしょうか?この団交では出張手当についても、概念がないとの理由で

支給しないというのではなく、例えば食事代を出張手当に充当させるなど、その国々のやり方を模索すべきでは、新砂営業所で長時間労働の結果、過労で倒れた人もいるケースもあり、色々な面で注意していかないと、会社の監督責任のみならず、大きな事故につながるのではとの指摘を行いました。

 

???だらけの<新しい報酬制度>

@行方不明のIOM?・・・

新報酬制度が導入された場合、基本給が現行の1.41倍になるものの、ペイスケールの上限が低いためにほとんどの人が頭打ちとなってしまう。なぜ上限も1.41倍にならないのかとの質問に対し、既にIOMで説明しているとおり・・・。IOMって?中執のうち誰一人としてそのものを見た記憶もないと伝えました。調べた結果、どこで 止まっていたのかは不明ですが、掲示はおろか、各職場のマネージャーすらその存在を知らないという有様。

A業界って?・・・

そのIOM(新等級制度ーゲートウエイオペレーション・6月20日付)の中に登場する比較対象とする<業界><市場>という言葉の定義を尋ねても、色々なデータの中から他国籍にわたり事業展開する外資系企業という非常に曖昧な答え。

BK09って?・・・

オペレーション職を例にとると、新職務等級はK00〜K09。ところが実際には全てに振り分けられるのではなく、K02からK05の間だけとなっている。会社側はキャリアプログレッションで上を目指せというならK09はどこの職場?と尋ねても、K09は存在するが公表できない。

CPAの変動?・・・

パフォーマンス・ボーナスに関し、これまでの我々の理解では、これまでどうり普通に仕事をしてPAが平均点(14〜16)を獲得していれば支給されると思っていましたが、会社に言わせるとPAの平均点は毎年変わるので、その平均以上との話に変わっていました。

 

   <理解しやすい単純で透明性の高い報酬体系>といいながらも、詳細については一切公表せず、具体例をもって確認しようにも、データも書面も提示されないまま口頭で済まされ、そのために内容がいつの間にやら変わっている。常々、業界の<リーディングカンパニー>を目指すといいつつ、給与体系は市場の給与レベルの中間値と比較して決定するという矛盾。ほとんどの従業員が頭打ちとなるのは明らかで、一体士気が上がるのでしょうか?

 これまで交渉の度ごとにどんどん化けの皮がはがれていきます。組合としては、今後も山積している多数の問題点、不明点について団交を通じ追及していきます。