FX労組 103−18    2006年10月26日


     

 

06春闘第7回団交報告

 

 

10月18日午後2時より、成田第3貨物ビル会議室において06春闘及び年間一時金の第7回目の団交を行いました。会社出席者は永浜氏、中島氏、小高氏、境氏でした。

 

賃金に関する要求

会社は、組合の要求(過去6年分の定昇不足分、現基本給×11.75%)に対し、それらを含め<日本全体として平均1.7%のサラリーインクリース(SI)を行う>というだけで、数値の算出根拠について再度問いただしても、GDP、失業率、総報酬、同業他社との比較、会社の支払い能力等といった、何ら関係性の見受けられない言葉を使うばかりで、実際のデータを提示することのない甚だ説得力に欠ける説明に終始しました。我々が入手した情報によれば、SIが0%の人もあり、同じジョブタイトルで同じPAポイントにもかかわらず、職場によって3倍もの開きがある事例もあり、成田、関空、中部に振り分けられた原資の内訳も分からず、全ての従業員のデータが判明しない限りにおいては、平均1.7%という数字にはまったく納得できず、数値そのものに大いなる疑義を感じざるをえないと抗議しました。

 

タクシー利用に関して

最近、タクシー利用者の部署横断的なスケジュールが出来たり、同乗者を待つ時間の取り扱い等に問題が発生 しています。このところの動きは、かつて空港支配人を交えた話し合いの中で作成した、同じ時間に勤務を終えた際は極力同一方面で相乗りをする、同乗者を待つ時間については残業とみなす、その代わり利用台数を減らす等のガイドラインを反故するものに他ならないと伝えました。人事として、空港支配人および各マネージャーと話し合いの場を持ち、合理的、効率的な運用を目指し、対応がマネージャーで異なることの無いよう指導していきたいとのことでした。

 

深夜勤務手当について

 会社は、深夜勤務の内、無給の45分については深夜勤務手当の支払いは今後行わないとの発言がありました。

これまで長年にわたって支払われてきたこと自体が誤りであり是正したいとのことでした。組合としては労基法上は 何ら問題もなく、長年にわたる労働慣行であり、これを変えるということは明らかに不利益変更となるので撤回する よう強く求めました。また、成田運航課においては1人で深夜勤務を行っている点、仕事の性格上完全に職場を離れるわけには行かないという実状を訴えました。会社はこれらの点をまったく把握しておらず、安全面の観点から1人での深夜勤務に関しては問題ともなりかねないので、何らかの方策を講じたいとのことでした。

 

マイレージについて

 第4回目の団交時に提示されたマイレージの増額(キロ当たり1円上がって24円)の中で、年に一度見直しをしたいとの文言があるが、どのような計算式から算出されたものが不明である。今後のガソリン価格の変動も当然予想されるので、計算式をはっきり示すべきであるとの要求に関し、可能かどうか財務に確認してみるとのことでした。

 

組合費のチェックオフについて

  未解決のままとなっている組合費のチェックオフについて、その後どうなったのか確認したところ、引き続  き検討中であるとの回答しか得られませんでした。組合としては、組合費の調整を行ったままになっている、また,新規の組合加入者も多数あることなので早急な対応をするよう再度の申し入れを行いました。