FX労組 118−17      2006年4月4日


06春闘第2回団交報告

 

 回答指定日である3月31日に成田第3貨物ビル会議室において06春闘第2回の団交が開かれました。

会社側出席者は.永浜氏、中島氏、小高氏、境氏でした。

 この席上、06春闘要求書ならびに年間一時金に関する回答が提示されましたので組合員の皆様にお知らせいたします。

 

賃金に関する要求 過去6年分定昇不足分、現基本給 × 11.75%

 現在、関連部署及び日本地区取締役と慎重に検討中であり最終的な結論が出るまで猶予をお願いします。

 

諸手当に関する要求

@通勤手当について   ←現在鋭意検討中。

A所定休日手当について ←応じられません。

B基本時給について   ←現在鋭意検討中。

C食事手当について   ←応じられません。

 

福利厚生に関する要求

 社会保険率を変更する予定はありません。

 

定年退職に関する要求

@定年退職に関しては、先日より説明している通り継続雇用制度を導入いたします。

A退職金に関しては現在の制度を変更する予定はありません。

 

組合に関する要求

@関西空港、成田空港、中部空港の会社施設内における組合事務所・掲示板の貸与について

 ←会社施設内組合事務所の貸与には応じられません。掲示板に関しては労働協約の中で確  認することとします。

A組合員による組合活動に対するピープルマニュアルの適用除外←応じられません。

B組合活動のための会社施設の貸与に関して←業務に支障ない限り、各空港において年3回 を限りと して春闘要求事項および組合総会開催の2目的に限り、無償で貸与。その他の場 合については労働協約の中で確認すること。

C組合によるコメールシステムの利用許可←応じられません。

D団体交渉に関する組合役員に対する便宜供与←割引航空券の交付には応じられないが、そ の他の案件については労働協約の中で確認。

 

人員要求に関して

社員を補充する際には最も適当と思われる雇用形態での採用を行う。

 

協約分に関する要求

労働協約の中で確認する。

 

2006年度 年間一時金に関する要求

 これまで同様、年2回の支払いを予定しており、支払期日及び支払対象者は従来どうり。支給額に関しては

 現在、関連部署、日本地区取締役と慎重に検討中であり、最終的な結論が出るまで猶予をお願いします。

 組合としては、肝心の過去6年定昇不足分(現基本給×11.75%)について何らかの値が提示されるものと思っていましたが、今回の団交の場では提示されませんでした。

 会社側は、関係各方面と協議を重ねているものの、現時点においては会計年度(5月末)が終了していない為に業績が確定していない、又、SI(サラリーインクリーズ)を含む総合的な観点から検討中であるとし、猶予を与えてほしいとのことでした。組合側と会社側との間に見解の相違が見受けられたので、我々の要求は過去不足分をベースアップとして補うよう再度求めました。

 年間一時金については6月の支払いに向け、5月中には発表する予定であるとのことでした。

 組合としてはMDの加藤氏も出席する4月19日に開かれる予定の次回の団交時には具体的なものを提示するよう求め、全ての項目について調印が出来ないのであれば、可能な限りにおいて覚書という形での締結もありうるとしました。

   

その他

 @アーリーコールイン(早出手当)の取り扱いについて

 各職場で扱いの異なっていたアーリーコールイン(早出手当)については、スケジュール配布後のシフト変更に関しては全ての対象者に支払われる事に統一され、近日中に各マネージャーが説明するとのことでした。

 

APurple Promise Pay Program(P4)について

 実質的には、昨年の6月からスタートしていたプログラムで、5月31日現在で業績の達成、サービスパフォーマンスが指標を上回っている等の全ての目標をヒットしていれば、

最大3.5%(基本給×12ヶ月)のインセンティブが全従業員(マネージャー及び専門職を除く)に一律に支払われるとの発表がありました。

 

B<労働組合ってなに?>リーフレットについて

 フェデラルエクスプレス労組として<労働組合って何?>というリーフレットを近日中に作成します。組合員加入に向け、ご利用下さい。

 

2006年 春闘・一時金 スト権行使確認投票結果

 

       配布数:106 回収数:103 回収率:97.2l

 

      賛成:87 反対:14 無効:2 賛成率:84.5l

 

      組合員の皆様のご協力を感謝いたします。

 

  次回の団交は4月19日です。会社の回答に大いに注目しましょう!