FX労組 109−172005年11月14日

                                                 


05春闘第9回団交報告

 

2005年春闘交渉の第9回目の団交が119日、成田第3貨物ビル会議室にて開かれました。会社側出席者は永浜氏、中島氏、境氏でした。

団交に先立ち、昨今の同業他社の人員動向を見ると、他社においては増員傾向が見られるのに対し、わが社を退社する人が急増しているのは何故か。定昇を含め、頑張って仕事をすれば報われ、将来設計が描ける様な魅力ある賃金体系を構築すべきではとの指摘が大沢委員長からなされました。

 

1.祝祭日勤務手当について

前の団交で問題となっていたメインテナンス部門における祝祭日勤務手当については調査の結果、未払いである事が確認され、95年の就業規則にのっとり、100%の上乗せ分が労働債権の取り決めに従い過去2年に遡り支払われる事となりました。

 

2.定年延長問題について

 各事業所の従業員代表には概略を説明しました。今後、フィードバックをしてもらい、最終的なドラフト案を作成し、上層部の承諾を得た後に、すべての従業員に知らせたいとの事でした。組合としては、スカンジナビア航空の協約(60%ペイ60%ワークetc.)案が理想的である事を再度伝えました。

 

3GSEのグレードについて

 3段階あったグレードが何ら説明もされる事なく2つに削られた経緯については不明のままであり、不利益を被るような変更は到底受け入れられない、何らかの解決策を施すようにと抗議しました。

 

4.定昇月の変更について

   定昇月を10月に統一する際には、一切の不利益はないとの事前の説明にも拘らず、現実には  問題が生じている事を再度説明し、差損が生じないよう申し入れをしました。又、組合員については  99年の労働協約と同様に4月1日に実施するよう要求しました。

 

5.ガソリン代について

   ガソリン代については、国によって事情が異なり、又、7月の時点で諸費用を考慮に入れ算出し  たところ、23円(キロ当たり)は適正であると判明したとの事でした。但し、今後の原油価格の変動  もあるので、来年1月にあらためて検討を加えるとの発言がありました。

 

6.ユニフォームスタイルについて

前回の団交時に根拠について明確にするよう求めましたが、何も提示されませんでした。靴下の色についても、個人で購入しているプラベートな部分であり、あくまで黒色のみというのでれば、制服として会社から支給すべきであると伝えました。

 

7.家族手当の取り扱いについて

    配偶者が年度の途中で無収入になった場合に、家族手当が支給されていないケースにつ   いて確認したところ、会社としては税法上の103万円を超える収入によって取り扱いを行っている。組合としては配偶者が無収入になった翌月から直ちに支払われるべきであると抗議しました。