FX労組 125−16                                        2005年6月29日 


 

団交速報 今年の昇給は1.0%

 

 6月28日成田NAA会議室において、05春闘、一時金交渉の第4回、団体交渉が開催されました。会社側出席者は萩原氏、中島氏、池田氏、境氏でした。3月24日の第1回団体交渉から、待たされ続けること3ヶ月、ようやく会社から文書による正式な回答が出ました。  

  

1.0%平均のサラリーインクリース(SI)を行なう

 会社の05春闘回答は組合要求の過去定昇不足分10.15%にはほど遠い1.0%平均のサラリーインクリース(SI)を行なうというものでした。また1.0%は全体の平均であり、個人の昇給額はPAのポイントとサラリーポジショニング、さらにマーケットインデックスをあてはめた、マトリックス(表)を用い、算出するとのことでした。組合ではその複雑な計算を行なうマトリックスを公表するよう求めました。そしてなぜ毎年、昇給のシステムが変わるのかを追求しました。これに対し会社は「去年の昇給は総報酬をもとに計算したので、一部の従業員に不利益な結果になった」 と自らの昇給システムの不備を認め、今年はその点を見直す制度にしたと発言しました。組合はさらに、この様な毎年変わる昇給システムでは無く、若い社員が将来を設計できるような昇給制度にするよう強く訴えました。

 

冬季一時金は3.5ヶ月

また冬季一時金は(基本給+住宅+家族+年功)X3.5ヶ月を支給するとしました。これにより年間一時金7ヶ月は守られたことになり、組合としてもある程度評価できる内容となりました。

 

その他の回答

 

 1.諸手当に関する要求

   通勤手当のマイレージ増額、高速代支給に関しては検討中であるとしました。

   またリスク作業手当に関してはNOでした。

 2.定年退職に関する要求

定年延長に関しては現在、検討中である。近いうちに従業員代表3人と組合、幕張から各1名程度の委員会を作り、話し合いを持ち、10月頃までに基本的な制度の枠組みを決めて行きたいとしました。

 3,その他の要求はすべてNO

   その他、福利厚生、夜勤シフト見直し協議の要求に対してはNOの回答でした。

 

新就業規則 ファイルされる

 新就業規則が6月23日成田で24日中部でファイルされました。この新就業規則は7月1日からの適用となります。組合は本日の団交で初めて労基署へのファイルを知りました。この問題は計5回の団交を持ち、長い間話し合ったのだからせめてファイルの事実を組合に連絡するよう会社に抗議しました。また新就業規則の周知徹底をするように会社に強く求めました。