FX労組 117−16 2005年5月9日
今年も繰り返される回答遅延
05春闘,一時金交渉はいったいどうなっているのか
05春闘,一時金の交渉は3月24日の第1回団体交渉以来途絶えたままになっています。会社は4月の上旬にTCBR(Total Compensation Benefit Report)の最終ミーティングがありその後すぐに回答できるとしていましたが未だに回答はありません。ここ数年繰り返される回答遅延の背景には日本において昇給に関する決定権を持つ人間がおらず常に香港の本社にお伺いをたてなければならないという会社の体質にあります。4月28日の就業規則に関する団交において人事部の中島氏は現在香港とより良い結果を出せるように協議している最中なので回答は5月の連休明けになるだろうと発言しました。これに対し組合はなぜ回答遅延が毎年繰り返されるのか会社の不誠実な態度に抗議すると共に一刻も早い解決を目指すよう求めました。
あらためて定昇不足分の重要性を問う
春闘要求の最重要項目は過去定昇不足分を取り戻すことです。会社はベースアップはもとより定期昇給の存在すら無視し毎年システムの変わる僅かな賃金調整を繰り返し行なってきました。そして定期昇給の不足分は下記の表のように10.15%に達しているのです。このまま低額の昇給が続けば組合員の生活はますます苦しくなるばかりです。FY05の中間決算でも会社の業績は順調で組合員に過去定昇不足分を支払うことは出来るはずです。会社は就業規則と共に私たちの要求に歩み寄り労働協約の締結に向けた姿勢を見せるべきです。
過去の定昇不足分
定昇 昇給 不足分
2000
2.6 1.0 1.6
2001
2.6 0.75 1.85
2002
2.6 0.1 2.5
2003
2.6 0.5 2.1
2004 2.6 0.5 2.1
合計 10.15%
闘争準備指令
これからの活動に向けて代議員の方は各職場組合員の連絡網を作成して下さい。また中執から腕章を各職場に配りますので腕章着用の準備をしてください。
5月13日 第2回春闘,一時金団体交渉 開催決定
5月9日の中執会議において会社と連絡し次回団交は5月13日に決まりました。会社の回答に注目しましょう。