FX労組 104−16                       2004年11月19日


韓国FDX労組と交流

 

大沢委員長と高田氏がゼネストを前にした韓国情勢の視察と日韓労組の交流を深めるため韓国を訪問しました。

この訪問は航空連主催のツアーで、両氏は自費で参加しました。以下は高田氏による韓国訪問の報告です。

 

日韓労組相互交流報告

航空連主催FDX労組協賛、日韓労組交流会が10月25日から10月27日の3日間、総勢7名、ソウルにて初めて行われました。航空連は韓国労組との交流、及び民主韓国労総本部への表敬訪問、そしてFDX労組としては労組間の相互交流と山田元副委員長解雇問題の全面解決報告と御礼の挨拶を行う事を目的とし訪韓しました。

 

巨大な仁川空港

成田空港より約2時間15分韓国仁川空港に到着、始めて降りた仁川空港の大きさに、まず驚き、ソウルの中心地への連絡高速道路の車線の広さに感激しました。夕闇迫る中を100km以上で暴走するリムジンバス、そして 市内地の猛烈な交通ラッシュ、日本以上の道路事情悪さには猛烈な印象を覚えました。

 

韓国の組合組織

韓国にはFDXに労働組合が2組織あり、民主労総全国運送荷役労働組合加盟のフェデクスコリア労組は地上運送職、ステーション、GTSの従業員が多く参加しています。又、古くからある空港従業員主体のフェデクス韓国支社労働組合があります。到着した10月25日は民主労総加盟のフェデクスコリア労組役員との交流食事会が開催され航空連表敬訪問団の自己紹介が行われ、フェデクスコリア労組役員より歓迎の挨拶がありました。韓国労組委員長より今夜行われるフェデクス韓国支社労組の会議に一緒に参加する事の要請がありました。交流会ではFDXの労働組合3団体が始めて交流が持てた事に感激の相互挨拶が行われました。韓国支社労組の委員長より、今まで長い間相互交流を模索していたが実現できなかったが、やっと日本の労働組合との交流ができた事は今後交流を発展させ、相互の為になるように努力しようとの挨拶がありました。

 

韓国民主労総本部を表敬訪問

 

10月26日、航空連と共にFDXコリア労組の案内で韓国民主労総本部へ表敬訪問が行われ、韓国民主労総の代表として組織部長が案内役として丁重な応対をして頂きました。約1時間に及ぶ韓国労働運動の記録ビデオの放映があり、その後 現在取り組んでいる問題の説明があり、韓国の国会の情勢によっては労働者を守るためゼネストをも辞さない決意で争議権行使確認投票が行われている情勢である事が説明されました。本部ビル内の各階、各部屋の紹介と労働組合運動の犠牲者の慰霊写真への表敬参拝を行いました。最後に韓国の労働法は殆どが日本の法律を引用して作られており、また、労働法の改悪案は日本で改悪されれば数年後には韓国にも波及するのが現状で是非とも日本の労働組合が改悪阻止の為に頑張って欲しいとの耳の痛い要請がありました。表敬訪問終了後行われたフェデクスコリア労組の多くの組合員参加による歓迎会に招待され、表敬訪問団全員の参加で盛大に行われました。自己紹介には韓国留学日本女性の流ちょうな韓国語と日本語での通訳があり、なんとか言葉の障害を乗り越られ、一段と親近感を覚えました。韓国労組員の隠し芸あり、航空連事務局長の手品などがあり、賑やかなカラオケ合戦となり、最後に肩を組合ってガンバローの熱唱となりました。今後も交流を深め、相互に助け合い、近い将来には日本語、韓国語、中国語、英語などFDXで働く多くの仲間が集まる交流会が出来るように努力し、組合発展の為頑張って行く事を再確認しました。