FX労組124−15


 
エクスプレス


2004年6月09日

もう一生給料が上がらない!!


第3回04春闘団交報告

 成田空港第3貨物ビル会議室において6月4日、14:00より第3回04春闘団交が行われました。 会社より萩原氏、山口氏、境氏(顧問)池田氏の出席があり、交渉に臨みました。

会社の基本姿勢は変わっていません。 なぜなら、会社は、改悪提案の交通費の支給方法を10月から強引に組合員にも適用すると発言してきました。これに対して組合は、合意も無く実施することは不当労働行為であると同時にこれまで守られてきた労働慣行にも違反すると抗議しました。また会社は、ここ数年のように組合との合意が無いにもかかわらず、一時金の支給、定期昇給?も同時に実施すると組合に通告してきました。これにも対して組合は、十分な話し合いも無く一方的な強行導入に強く抗議しました。しかし、一時金については団交の席上で不満ではあるが一つでも問題解決するためには調印の用意がある旨を伝えました。

 

組合掲示板に寄せられた投稿です。あなたはどう思いますか?

 

標題@:脱力 投稿者:FRED EX

日本では、P・S・PはPeaple・Slave・ProjectとPoor・Salary・Paymentに変更されました(T_T)。

標題A:だまされて入社 投稿者:日本はまだうさ(USA)の占領国

組合さんのニュースで報奨金0.5%。ベースなしはしっていましたが、管理職からのプレゼンを聞きまた資料を見て愕然としました。ベースは将来あがることなく固定しその分を毎年見直される報奨金とやらで決定される。退職金の凍結ですよね。給与ベースの排除、、ターゲットはマーケットの50%だからパフォーマンスがよくても、FEDEXさんがいくら儲けようと マーケットの50%なんでしょ。私の給料どうやって上げるの おしえて〜〜? とにかくわけのわからない理解のできない内容で難しくいって社員をごまかす気でしょうか。三菱や雪印のように消費者をごまかすよりましかな?

標題B:??? 投稿者:非組  

給与決定に関する説明会で管理職から「来年度も報奨0.5%、定昇0で決定。」、との発言がありました。しかし、これって矛盾してますよね。人事コンサルの来年度分調査結果は、まだ発表されてないはず。マーケット・インデックスの妥当性、云々以前の問題ですよね。それからコンピテンシー(P・A)って欧米ではとっくにブームが去り下火になっており、日本の企業でも見直しが相次いでいるそうです。「すでに導入しているアジア諸国では、好評。」って本当?

やはり、組合への加入をそろそろ真剣に考えなければ、いけないようですね。

 

会社は、従業員の将来の青写真を示せ!

会社は大切な従業員の生活向上分の賃金を一方的に凍結し、従業員が大きな犠牲を払いながら長年かけて積上げてきた労働条件も一瞬にして奪おうとしています。組合は会社の姿勢に対し強い憤りを覚えます。これはまさしく略奪戦争です。組合は、何もむやみに権利だけを主張しているわけではありません。あくまで会社と交渉結果として現在の労働条件があるのです。現在の主席交渉員は団交で会社と組合のつなぎ役にすぎず、会社方針を伝えてるだけであり、組合と交渉し、自主解決を積極的に取組む態度が全く見られません。昨年の社会保険料の総報酬制、そして今国会で成立した年金改革法案など、社員の生活に直接影響がある社会負担などの経費増などに全く対応せず、会社の社員に対する義務である生活の維持分の確保すら果たそうとしません。報奨金で対応するにしても一部の部署のみに偏っている事実を会社に説明し、各部署に対応した目標を掲げ、もっと社員がやる気を出せるような制度にしなくてはならないことを通告しました。山田事件でも話題になったピープルマニュアルにも定期昇給に関して、実施するように明記されています。ですが、あくまでも就業規則や1998年の労働協約にある2.6%の定期昇給が組合員または社員のやる気を持たせ、将来に不安を感じることなく働けることであることを説明したのはいうまでもありません。