FX労組 103-15
 


   エクスプレス
 


2003年9月2日
 

第15期本格的スタート

第15期 第1回団体交渉開催される

 

役員紹介及び03未解決春闘交渉が8月14日 14:00より成田 第4会議室に於いて行われ、会社より 萩原氏、山口氏、中島氏、池田さん、境 顧問の出席がありました。団交の冒頭 萩原氏より会社の今、行われている構造改革計画の説明があり、第1段として米国内に於ける50才以上の管理職を対象として早期希望退職が行われ、第2段として上級重役(VP)を対象とした業務の統廃合に伴う、13名の早期退職が行われ、第3段として重役(MD)を対象とした業務の見直しと統廃合による構造改革が計画されているとの説明があり、又、整理統合実施計画としてアジア地区の英語圏であるオーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、シンガポールの現在各国にあるコールセンターを統廃合し、マレーシア1カ所で業務を行い経費の削減を図る、11月より来年3月までに完全移行を行います。新たな事業展開の計画としては2004年の中部空港開港に伴う新たな事業計画があり、2009年の羽田の国際空港としての開放に伴う事業計画の変更が当面の課題として考えているとの説明がありました。

 

会社:今年はどうしても労働協約を結びたいと考えています。

 

組合:組合として毎年 労働協約に調印したいと言っているが会社が調印出来ない状態を作り出している、過去3年、毎年、会社が一方的に会社回答を強行導入している。そして会社回答がいかにも正当であるがごとく主張し、一方的に押しつけ、春闘交渉になっていない。組合は会社が最考慮し、定期昇給を元に戻せば4項目の提案を再検討を考え、労働協約の調印も考えられるのでは無いか

 

会社:会社の現状として貨物の量は増えているが収益率が毎年落ちている状況では無理です。

    会社として賃金より雇用の安定が重大と考えています。

 

組合:組合は今年は定期昇給も春闘賃上げも要求していない、要求してるのは過去3年の定昇不足分を返せと要求しているので無理難題を言っているのではないし、過去3年で5.6%もの人件費の削減に協力している、その分を返せと言っている

 

会社:フェデクス エクスプレスは連続してマイナスを経常している、このマイナスをプラスに変えないと事業の縮小につながりかねない、いつまでも赤字にはしておけない。人件費、労働条件を見直し、経費の削減を図りたい。

 

組合:確かにフェデクス エクスプレスはマイナスかもしれないが会社の方針で米国内の運送方法がエアーからトラックへ変更しているためフェデクス グランドは逆に大幅なプラスになっている、この事は会社が意図的に変更しているためで業績不振によるものではない。そして、会社が赤字だと主張しても何年経っても組合員を納得させる数字を示さず、ただ毎年言い訳だけを繰り返している、これでは意味ある団交にはならない。むなしいだけである

 

会社:どうしても理解が得られないのであれば一時金で調整を考えざるを得ない

 

組合:二十数年来、一時金7ヶ月は生活一時金としての位置付けがあり、生活給の後払いと考えていて、会社が大幅な利益があったから増額しろとかの要求はしていない。一時金に手をつける事は重大な問題になると考えています。