日韓共同闘争と全アジア圏連帯のための

フェデラルエクスプレス日韓労働組合

共同声明書

−今日、日本と韓国のフェデックス労働者は連帯の場を通じて、労働者の権利と利益の拡大を目指す闘争を共に行うことを公表する。

−我々は、各国で行われている労働組合弾圧は、支社レベルの弾圧ではなく全世界的なフェデックスグループの無労組政策であるという点を深く認識し、これに対応する国際連帯は決して先送りすることのできない最優先課題であるということを共に確認する。

−ここに優先的に多国籍資本フェデックスで働く世界各国の労働者の闘争に積極的に結合し連帯することを宣言する。

全世界のフェデックスは一つだ。

全世界のフェデックス労働者も一つだ。

1.日韓のフェデックス労働組合は北太平洋地区副社長デビット・J・ロスを現労使関係悪化の元凶と見なしここに彼の退陣闘争を展開することに合意する

2.日韓フェデックス労働組合はフェデックスコーポレーションとフェデックス現地法人の労働条件の格差を撤廃のための闘争を組織する。

3.日韓フェデックス労働組合はフェデックスの繁栄と組合員の雇用安定を願い、そのために非正社員拡大の反対、正社員化のための闘争を位置づける。

4.日本フェデックス労組の訪韓に応え、日韓両国間の緊密な関係を維持するために、韓国フェデックス労組は6月中に訪日する。

5.今後の春闘団体交渉闘争において両国間共同要求案を準備し、共同対応する。

6.両労組の懸案問題の解決とデビット・J・ロス退陣のためにアジア太平洋地域の本社である香港における集会とデモ・宣伝戦等の闘争を早い時期に組織する。

7.多国籍資本フェデックスに対し完全な労働者の権利獲得のため、又全世界のフェデックスの労働者の団結と連帯のために行動する。

フェデラルエクスプレス       民主労総運送荷役労組

日本支社労働組合           フェデックス支部

中央執行委員長 大沢清        支部長 金大燮