時限スト及び団交再開に向けて
1月以降、2次闘争で現在までに8回の時限付きストライキを展開しましたが
、FDX社はこれに対してストライキに参加した組合員を対象に1月30日、
不法な職場封鎖を断行しました。(ロックアウト)労組抹殺のための攻撃的な職
場封鎖であり、組合員を対象にするのは法を犯す行為です。FDX社は対外的
圧力により、2月9日、職場閉鎖処置を解除しました。外国人代替労働者によ
り、ストライキ事態を防ぐために国内に入って活動中である外国FDX労働者
の勤労が不法であるという判定をソウル地方労働庁で下し、これを検察に訴え
ています。
外国労働者の活動によってFDX KOREAの労組ストライキが世間に知
られるとともに、国内4-5の日刊紙に掲載されました。会社側は世論の注目
が集まるや、組合員に記者が職業的に接触することは社内規定に反するとして
禁止し、会社側に連絡することを指示しました。組合員全体は労組執行部に連
絡をすると強固な意思を見せています。近いうちにラジオ放送出演もします。
労働省の圧力によって14回以降中止されていた団体交渉が2月19日に進め
ることを合意いたしました。ここ数ヶ月間の間に労組と会社はお互いに大きな
傷を負った事態は片付いたわけではなく,火種を抱いています。このような状
況は会社の無責任な労組弾圧で始まったのです。私たちは労使関係の安定に努
めたが会社の態度は相変わらず不透明です。私たちは長い目で労使関係の安定
を求めていき,労働条件改善のための給料,団体協約を組合員の要求に合うよ
うに締結できる事が労働組合の決断であります。また懲戒,解雇問題など山積
みではありますが,時間をもって十分やって行けると判断して本格的な団体交
渉の中で,会社の態度変化を導き出したいです。
2002年 FEDEX KOREA記事より