70日間の闘争(1)

         会社側は表では交渉に出ながら後ろでは労組崩壊工作を続けてきた。
      組合員個々人の家庭にストライキの不法性と無断欠勤で解雇になるかも
      しれないと脅迫の手紙を送る卑劣な面も見せた。又労組のストライキで
      業務が麻痺になると国内運送業者は勿論,アメリカ,オーストラリア,
      香港,日本などで代替人力を入れてきて仕事をさせ誠実な対話を通じた
      事態解決より手段と方法を問わず労組を崩壊させる事にだけ集中した。
      交渉でも2〜3年かかっても妥協できない手順と方法を固守して交渉場
      所も会社側警護員に囲まれたホテルだけを主張,この費用まで半々づつ
      負担するとんでもない主張を今までもしている。労組のストライキで数
      百億ウォンに達する損失を負いながらも最後まで労組崩壊の夢を捨てて
      ない。この上に検察と警察さえも会社の見方になって10月22日,当
      時ストライキ25日を越えていた
FDX KOREA支部に逮捕令状が出た。
      会社側の業務妨害告発と関連して3回も出席要求書を発送したにもかか
      わらず出頭して無いと言うのが理由だった。その当時労組が会社側を名
      誉毀損,不当労働行為,勤務基準法違反などで告発した事には捜査もは
      じめてない状態だった。こんな事から見ると検察と警察の偏見的な立場
      を確かに確認できる。結局超国的資本とこれを庇護する政権(検察)が
      結託して労組のストライキを妨害して最後には労働組合を崩壊させよう
      と血眼になった。これに反発した労働組合は仁川空港占拠,本社及び支
      店事務所占拠など強力な闘争を展開する11月29日,フレデリックス
      ミス会長の訪日日程に合わせて日本遠征闘争まで展開した。FDXに向
      かうためには企業別の壁を飛び越えるのは勿論で全世界労働者の連帯闘
      争が不可欠だと判断したからである。

                2001年 FEDEX KOREA記事より