千葉地方労働委員会 斡旋救済申請へ

 2000年、2001年、2002年泥沼春闘打開へ向けて新たな取り組みが始まりました。5月13日 13:00より 泥沼化した賃金交渉を千葉地労委の斡旋により、話し合いによる解決策を模索し、早期解決を図るため申請を行いました。なぜ自主解決が出来ないのか、それは全ての権限の委譲を受けた主席交渉員がいない為です、団体交渉の席上で即決できる交渉員がいないため、日本の労使間では常識の資料提供すら決められず、相談してみます、持ち帰って相談検討します、香港に聞いてみます。これでは到底自主的な早期解決など到底望めません。会社は堂々と千葉地方労働委員会の場で会社の正当性を主張すれば良いのです。組合は組合が過去3年春闘を収拾出来ない理由を主張します、両者の主張を公の場で第三者に斡旋してもらう事が、過去3年の無協約化状態を打開するための最良の方法と考えます、この泥沼化した労使関係を一日も早く正常化し、未来に向かって展望の持てる給与体系の再構築考えています。

  皆さんはどう考えますか、皆さんの生涯賃金です、今、皆さんが立ち上がらなければ全ての局面は変わりません、そして今年も会社談合(JMC)が行われています、結集、結束が堅く、全体的な方向性としては定期昇給の原資を現在支払われている手当の見直し、支給方法の変更により、原資をつくり、その原資内で定期昇給を回答する、又は休日等の削減により休日を金額に換算し、それを賃上げ等の原資に使っています。各企業としては昨年同様の払いで済み、経費の増額を抑える事が出来ます、しかし ここで考えなくてはいけないのは労働者の勝ち得た権利を切り売りしては自分達の首を自分で絞める事になるのです。一度手放した権利は二度と帰ってこない、また 再度勝ち取るには数倍の犠牲と時間と努力が必要になります。これらに対応するのは皆さんの力です、皆さんが結集して集まれるかです、自分の給与を自分では守れません、なぜならば会社(経営者)は結集しています。そして 結束して決めた事は各社が足並みを揃えて実施しています。会社は弱い組合には容赦の余地無く、逆提案を行っています。明日は我が身にならないうちに自分の事です、自分の生活です、仲間が団結しなければ力で押し返す事すら出来ません。