2000年春闘の収拾提案が出来ない理由

 

昨年 1999年の春闘において組合と会社の力関係により、2年協約で年間の一時金の保障を人質に定期昇給額の不利益変更
という、逆提案を受け入れなければ成らなかったことがあり、過去数10年来築き上てきた、労働条件が切り下げられました。

その結果 定昇 平均 1% 前年比 約 13 の定期昇給額になり、定期昇給についての組合の持っていた
第一の権利が崩れ去りました。春闘回答において中執は定昇率を
1%という最低ラインに設定し、一発回答、その他は
力で押し切るという強硬姿勢でいます。そして話合いによる早期解決という常識的な経営者の交渉姿勢などまったく無
く、交渉により回答を譲歩する姿勢などまったくありません。2000年春闘において会社回答の定昇1%を今期は受け
入れられないとの見解でいます。最大の理由としては、これ以上の権利の切り下げは認められない、現在、規定化されて
いる最後の権利であるからです。そして 会社が1995年に規定した就業規則の規定までの後退は認めるが、それ以上
の後退案での春闘収拾提案は出来ないのです。勿論 無協約状態は組合も希望するものではありません。

アンケート 結果 MR FDX

40歳9ヶ月 勤続 13年1ヶ月 MR FDX 平均 ▲▲▲▲▲▲円

グレド A11 定昇 34 の 人

1999年 A1―1 3.4  3、593 円

1998年 A1−1 3.4  9、630 円

1995年 就業規則 A1−1( 6.0−6.4 )

                 9、580 円

1999年 3、593円 ― 1998年 9、630円 = マイナス6、037円

1999年 3、593円 − 1995年 9、580円 = マイナス5、987円

現行の人事考課式の定昇は 1992年に協約化され、その時点では

1992年 A11 6.0―6.4  9、580円で始まった。